「構造で読み解く不合理」のほとんどの記事には、ヒューマンとエコノという二人が登場します。二人の役割は、論文の中身を読者と一緒に一歩ずつ確かめることです。
ヒューマン|読者の「え、なんで?」を言う人
ヒューマン
ネットで「損は得の2倍つらい」って見たけど、ほんまなん?
- 関西弁。直感で反応し、引っかかったことをそのまま口にする
- 「それ、結局どういうこと?」「ネットで見た話と違うやん」と、読者が抱きそうな疑問や思い込みを代わりに言う
- 間違えることも役目のうち。ヒューマンがつまずく場所は、たいてい誰もがつまずく場所です
エコノ|原典に戻って確かめる人
エコノ
その「2倍」、どの実験の、どの数字から来たんかを先に確かめよか。
- 落ち着いた関西弁。論文の実験デザインや数値、著者の主張を整理する
- 「その”2倍”は中央値の話や」のように、出回っている要約と原典のずれを指摘する
- 喩えを使うときは、どこまで説明できて、どこから先は説明できないかも言い添える
- 名前は経済学の「エコン(合理的経済人)」に由来しますが、エコノ自身が完璧に合理的なわけではありません
二人が登場する記事
- 原典解説:論文1本を、実験の手順から結果・限界まで読む
- 用語解説:「〜とは?」を、定義と誤解されやすい点から整理する
- 日常を読み解く:子育てや生活の場面から入り、研究につなげる
対話と本文の役割分担
本文では、筆者が論文の要点と引用を整理します。対話では、その内容を二人が噛み砕き、疑問をぶつけ、具体例に当てはめます。数値や主張の根拠は、必ず本文と引用で示します。