インセンティブ

原典解説

動機のクラウディングアウトを原典から解説|全5回シリーズ+Q&A

金を出すと、人の意欲はむしろ下がるのか。保育園の罰金、献血、核廃棄物処分場、そして現場の大規模データまで、動機のクラウディングアウトを扱った原典5本に直接あたり、通説の行き過ぎを正します。報酬が意欲を削る条件と、逆に効く条件を切り分ける全5回シリーズ+Q&A。
原典解説

献血とご褒美──現場のデータを読む Lacetera, Macis & Slonim (2013)

献血に報酬を出すと供給は減る──40年続くこの通説を、大規模フィールド実験のデータが覆します。サーベイやラボでは「お金なら献血しない」と答える人が、現場では報酬で増える。なぜ方法で答えが割れるのか。クラウディングアウト・シリーズ最終回、原典から読み解きます。
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インセンティブはどこで効かなくなるのか──効果と逆効果の境界線【Gneezy 2011】

インセンティブはいつ効き、いつ逆効果になるのか。保育園・献血・核廃棄物の3事例で「お金が動機を壊す」現場を見てきたシリーズの総括として、Gneezyらの2011年レビューを原典から読み解く。教育・向社会的行動・生活習慣の3領域から、クラウディングアウトが起きる条件と起きない条件を整理します。
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罰金を導入したら遅刻が増えた|「罰金は価格だ」を原典から解説(Gneezy & Rustichini, 2000)

イスラエルの保育園10園で罰金を導入したら遅刻が約2倍に増え、撤去後も戻らなかった──Gneezy & Rustichini (2000)「A Fine is a Price」を原典から解説。アリエリー『予想通りに不合理』とサンデル『それをお金で買いますか』が引用する逸話を、いくつかの解釈(不完全契約・複数均衡・社会規範)と著者自身の「データでは決められない」という誠実な留保まで整理しました。