行動経済学

真面目記事

マシュマロテストの寄り道:18年がかりのメンタルアカウンティング・デザイン

マシュマロテストの追試と批判を一通り書き終えた後の寄り道コラム。0歳から18歳までの親のマシュマロ、18歳から65歳までの子のマシュマロ。二段ロケットの設計図を、ハウスマネー効果とメンタルアカウンティングの観点から眺める。
原典解説

献血に値段をつけたら起きたこと──Titmussが投げた40年越しの問い

献血に報酬を払うと供給はむしろ減る」──Titmussが1970年に投げたこの問いを、40年以上後に初めて実験で検証した論文。男女で結果が割れた事実と、寄付オプションが鍵となった構造を、原典に沿って読み解きます。
原典解説

罰金を導入したら遅刻が増えた|「罰金は価格だ」を原典から解説(Gneezy & Rustichini, 2000)

イスラエルの保育園10園で罰金を導入したら遅刻が約2倍に増え、撤去後も戻らなかった──Gneezy & Rustichini (2000)「A Fine is a Price」を原典から解説。アリエリー『予想通りに不合理』とサンデル『それをお金で買いますか』が引用する逸話を、3つの解釈(不完全契約・複数均衡・社会規範)と著者自身の「データでは決められない」という誠実な留保まで整理しました。
原典解説

プロスペクト理論を原典から解説|全5回シリーズ+Q&A17選

S字カーブの形はなぜ決まる? λ=2.25はどこから来た? 買い物で損失回避が出ないのはなぜ?──原典を直接たどる全5回シリーズの要点と、読者の疑問17選をまとめたハブページです。
原典解説

「今」が変わると選択が変わる|参照点を原典から解説(Tversky & Kahneman,1991)

同じ選択肢でも参照点が変わると好みが逆転する?1991年のTversky & Kahnemanの論文から、リスクなしの日常選択でも損失回避が働く仕組みを解説。保有効果、現状維持バイアス、値上げへの反応、交渉の行き詰まりまで、参照点依存モデルの全体像をわかりやすく紹介します。
原典解説

損失回避の例外を原典で探る:支払いはなぜ「損」と感じにくいのか(Kahneman 2005)

損失回避は万能ではない。2005年カーネマン論文が示した「境界条件」を解説。予算化された支出には損失回避が出にくい理由、日常の買い物で心が痛まないメカニズムを原典から読み解きます。
原典解説

「損は得の2倍」の出どころは?──損失回避をプロスペクト理論の原典で読む

「損は得の2倍」「λ=2.25」──よく聞く数字だけど、出どころは?1979年と1992年の原典を追い、プロスペクト理論の損失回避係数の正体を解き明かします。
原典解説

コントロールの錯覚とは?|Langer (1975) 原論文から徹底解説

「俺は事故らない」その自信、根拠ありますか?心理学者ランガーが1975年に発表した「コントロールの錯覚」を原論文の6実験から解説。運ゲーで自信過剰になる4つの要因とは。
原典解説

確率加重関数で読み解くプロスペクト理論 なぜ宝くじは“当たりそう”で、99%でも日和るのか?

宝くじの「ワンチャンありそう」と、99%でも日和ってしまう心理。その裏にある「確率加重関数」と逆S字カーブを、プロスペクト理論の原典からかみ砕きます。さらに「得するときほど確率判断がバグる」という γ と δ の違いまで。本編スピンオフ。
原典解説

プロスペクト理論を「S字グラフ貼って終わり」にしない─原典ベースで全体像を解説

プロスペクト理論のS字カーブはなぜあの形なのか?損失回避λ=2.25の出どころは?期待効用理論との違いから、価値関数と確率加重関数のパラメータの意味まで、カーネマンとトヴェルスキーの原論文をベースにわかりやすく解説します。